米Gartnerが現地時間2015年11月18日に公表したスマートフォンの販売統計調査によると、同年第3四半期(7~9月)の世界販売台数は3億5300万台となり、前年同期から15.5%増加した。新興国市場の低価格端末がフィーチャーフォンからの買い替えを促し、市場全体をけん引した。

 同四半期の新興国市場におけるスマートフォンの販売台数は2億5970万台で、前年同期から18.4%増加した。一方成熟国市場における同じ期間の販売台数伸び率は8.2%にとどまった。

 同年第3四半期のメーカー別販売台数は、韓国Samsung Electronicsが8359万台(市場シェアは23.7%)で最も多く、これに米Appleが4606万台(同13.1%)で次ぎ、そのあと中国Huawei Technologies(華為技術)の2726万台(同7.7%)、中国Lenovo Group(聯想集団)の1744万台(同4.9%)、中国Xiaomi(小米科技)の1720万台(同4.9%)と続いた。

 このうちAppleの販売台数は前年同期比21%増となり、市場全体の伸び率を上回った。第3四半期の大部分にわたりiPhone 6と同6 Plusが高価格帯端末の分野で優勢だったほか、9月25日に中国を含む世界市場で発売したiPhone 6sと同6s Plusが台数を押し上げた。またHuaweiは成長の勢いを維持したという。同社のスマートフォン販売は中国のほか、世界市場も好調で、とりわけ欧州で大きく伸びた。

 また同四半期のOS別販売台数は「Android」が2億9880万台(シェア84.7%)、「iOS」がメーカー別台数と同じく4606万台(同13.1%)、「Windows」が587万台(同1.7%)、「Blackberry」が98万台(同0.3%)だった。首位のAndroidのシェアは前年同期から1.4ポイント上昇、2位のiOSは同0.6ポイント上昇した。一方でWindowsのシェアは前年同期の3.0%から1.3ポイント低下した。GartnerリサーチディレクターのRoberta Cozza氏は「Windows 10搭載端末のアナウンスがあったが、消費者は競合他社のエコシステムに魅力を感じている。Windowsスマートフォンのシェアは今後も市場全体のごく一部にとどまるだろう」と述べている。

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