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 米Appleのタブレット端末「iPad」の2015年における出荷台数は4400万~4500万台程度にとどまり、2014年に比べ約30%減少するとの予測を、複数の海外メディアが現地時間2015年2月6日に報じた。2014年のiPadの年間出荷台数は前年比で15%減少したが、2015年はそれを上回る落ち込みになるという。

 これはApple製品の市場動向に詳しい台湾KGI Securitiesのアナリスト、Ming-Chi Kuo氏が予測したもの。同氏が2月6日に顧客向けに出した調査ノートを、Apple関連情報サイト「9to5Mac」や「AppleInsider」が入手した。

 それによると、Kuo氏は2015年第1四半期(1~3月)のiPadの出荷台数が1010万台になると予測している。これは前年同期と比較すると52.7%減。同氏は、同年第2四半期(4~6月)の出荷台数が同30~40%減の700万~800万台になるとも予測している。これにより2015年は、上半期の出荷台数が前年同期比40%減の約1800万台、年間出荷台数が同30%減の4400万~4500万台になるとしている。

 また、かねて噂されている大型のiPadについて、Kuo氏はAppleが発売に向けて準備を進めていると考えている。ただ、大型iPadは長期的にユーザーエクスペリエンスの改善につながるものの、短期的にはiPadの出荷増に大きな影響を及ぼさないと、同氏は見ている(関連記事:Apple、大型iPadの機能向上するスタイラス発売か)。

 AppleがiPadの初代モデルを発売したのは2010年4月。それ以来iPadは毎年販売台数を伸ばし、2013年の年間販売台数は過去最高の7421万台となった。しかし2014年は販売が落ち込み、4四半期連続の前年割れを記録。年間販売台数は6336万台に減少した(関連記事:Appleの10~12月期決算は大幅な増収増益、iPhone販売が過去最高)。

 先ごろ、米IDCが公表したタブレット端末の市場調査によると、2014年第4四半期(10~12月)の世界出荷台数は7610万台で、前年同期から3.2%減少した。IDCによるとタブレットの四半期出荷台数が前年実績を下回ったのは2010年以来初めて(関連記事:2014年Q4世界タブレット出荷台数は3.2%減、2010年以来初の前年割れ)。

 アナリストらは、iPadをはじめとするタブレットの販売が伸びない理由として、先進国市場を中心に買い替えの周期が延びている、新興国市場でいわゆる「ファブレット」と呼ばれる大型スマートフォンがタブレットの顧客を奪っている、などを挙げている。