地域の口コミ情報サイト「Yelp」を運営する米イェルプがオンライン経由で予約できるサービスを開始したことが本誌取材で明らかになった。サービス名は「Yelp リザベーション」。店舗のオーナーは無料でオンライン予約機能を実装できる(画面1)。

画面1● 口コミ情報サイト「Yelp」が新たにオンライン予約機能を実装
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 イェルプは2013年7月、オンライン予約サービス「SeatMe(シートミー)」を現金と株式合わせて約1270万ドル(約12億6000万円)で買収している。既に米国ではYelp経由のオンライン予約サービスを開始していたが、日本でも新たなメニューとして設ける。店舗を運営している「ビジネスオーナー」として承認が下りれば、無料でオンライン予約機能を追加できる。複雑な座席指定ができる「Yelp SeatMe」に比べ、機能は制限されるものの、予約内容をテキストメッセージで確認できるほか、キャンセルや変更もできる。ウィジェットとして店舗のウェブサイトに埋め込むことも可能だ。一方で、Yelpの利用者は店舗情報や口コミ情報に加え、オンライン予約が可能になり、利便性が向上する。

 同様のオンライン予約機能は飲食店分野においては、リクルートの「HOT PEPPER グルメ」やカカクコムの「食べログ」、ぐるなびが提供しているほか、ヤフーも2013年10月に「Yahoo!予約」を開始している。だが、有料会員にのみ提供していたり、成果報酬型の従量課金制度を採用していたりと、無料でのオンライン予約機能の提供は一般的ではなかった。Yelpは2014年4月に開始したばかりで、同市場では後発。今回、オンライン予約機能を無料で提供することで、掲載情報の充実を加速させたい考えだ。