写真●イノーバの宗像淳代表取締役社長
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 セールスフォース・ドットコムは2014年9月2日、「コンテンツマーケティング」を主力とするイノーバ(東京都品川区)と資本・業務提携を結んだと発表した。セールスフォースを含む3社から合計2億2000万円を調達した。

 イノーバの宗像淳代表取締役社長(写真)は約10年間富士通に勤務。米ビジネススクール留学などを経て2011年6月にイノーバを設立した。「留学時から中小企業支援ビジネスを立ち上げたいという思いがあり、現在の事業内容に至った」と話す。

 イノーバが得意とする「コンテンツマーケティング」とは、企業が特定の商品を売るために、その周辺知識を紹介する文章や写真などのコンテンツを用意してマーケティングに生かす手法を指す。特に、ブランド名が浸透していない中小企業が新規顧客を獲得したいときや、大企業でも法人向けの「地味な商材」を売り出したいときに活用される。

 イノーバは「コンテンツスタジオ」と呼ぶネットワークを持ち、約1100人のライター・編集者を組織化している。イノーバが中小企業などから依頼を受けると、このライターらが資料を参考にして広告コンテンツを制作し、Webサイトに掲載する。

 イノーバはセールスフォースとの提携に基づき、コンテンツを閲覧した見込み顧客を管理して適切にアプローチするための情報システムを強化する。セールスフォースの営業支援ツールとスムーズに連携し、見込み顧客へのコンタクト状況をきめ細かく管理・分析できる仕組みを開発する方針だ。

 イノーバはセールスフォースの他に、米ベンチャーキャピタルのドレイパーネクサス、日本ベンチャーキャピタルからも出資を受け、この3社から合計2億2000万円を調達した。出資実行後の大株主は創業メンバーと、検索エンジンマーケティングのアイレップなど。