インフォテリアは2014年7月14日、報道関係者向けに事業戦略説明会を開催した(写真1)。海外展開を加速させ、2020年には海外での売り上げを全体の5割以上にするとの目標を表明。IoT(Internet of Things、モノのインターネット)を重視する姿勢も明らかにした。

写真1●インフォテリアの平野洋一郎社長
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 同社は2014年7月、5社目となる海外子会社をシンガポールに設立。平野洋一郎社長が自ら赴任し、指揮を執るという。このほかにも、海外の事業や技術に積極的に投資する。投資用資金の半分に当たる11億円を海外投資に回す計画だ。これにより、「現在は3%しかない海外売り上げを、2020年度には5割強にする」と平野氏は話す(写真2)。

写真2●2020年度に、海外売り上げを全体の5割強にすることを目指す
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 同社には海外進出に失敗した過去が2度ある。その経験から「自分たちだけでできることに限りがあることを学んだ」(平野氏)。今回はパートナー戦略を重視し、当該の場所や領域に強い相手と組んで事業展開を進める方針だ。

 企業システムにとってのIoTの重要性も強調(写真3)。今後は「パソコン中心のシステムは衰退する」(平野氏)見込みで、業務で多様なIT機器が活用されるようになる。そこから大量のデータを収集/活用できれば、新たな価値を生み出せる可能性がある。既存の主力製品であるデータ連携ミドルウエア「ASTERIA WARP」、モバイル向け文書管理/共有サービス「Handbook」などに加えて、IoTも含めた多様なデータ入力を可能にする「Gravity」を現在開発中という。

写真3●IoTのビジネスデータ連携を可能にするなどの戦略を発表した
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 なお同社は2014年3月期の決算で、3つの事業区分(ライセンス、サービス、サポート)全てで増収を達成。創業以来最高の売上高を記録し、営業利益は前年同期比で2.6倍強に達したという。