プログラミング教育に関するカンファレンス「第1回ビスケットユーザーズカンファレンス」が筑波大学東京キャンパス文京校舎で2014年7月13日に開催された。ビジュアルプログラミング言語ビスケット(Viscuit)の普及を目的に、ビスケットを使った教育を実践しているプログラミング学習促進団体や教育関係者が登壇、活用事例などを発表した(写真1)。

写真1●「第1回ビスケットユーザーズカンファレンス」ではプログラミング学習促進団体や教育関係者が登壇、活用事例などを発表した
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 基調講演を行った、筑波大学ビジネスサイエンス系教授の久野靖氏は、プログラミング教育について「プログラミングが基礎となるITの仕組みを知っておくことは、これからの社会をより良く安全に暮らしていくために不可欠だ。また、世の中を支えている情報システムと、それを開発・運用しているソフトウエア技術者に対して理解を深めるためにも必要である」と述べた(写真2)。

写真2●プログラミングの必要性を語る筑波大学ビジネスサイエンス系教授の久野靖氏
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 続けて、異年齢の児童が一緒の場所で異なる事柄を学ぶ「寺子屋方式」の子ども向けプログラミング教室「TENTO」でのビスケットの活用事例が紹介された。TENTOでは、ビスケットによるプログラミング学習例として、1回90分の講座を5回実施しているという。使い方を説明(1回め)してから迷路ゲーム(2回め)やアート作品(3回め)、リズムマシーン(4回め)、自由作品(5回め)を作るというものだ。

 ビスケットの良さについてTENTO代表の竹林暁氏は、タイピングやファイル操作が必要ないという親しみやすさに加え、「子どもが自分で書いた絵を動かせるので誰もが楽しめるうえ、開発→発表→改善のサイクルが短いというメリットがある。さらに、ほかの言語(テキスト言語やブロック言語)とまったく異なるというのもメリットになる。他言語と大きく違いすぎるので、ビスケットからテキスト言語への移行がかえってやりやすいようだ」とまとめた。

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