中国Xiaomi(小米科技)の事業目的は、スマートフォンの端末を販売することによる直接の利益確保ではないと、同社グローバル部門バイスプレジデントのHugo Barra氏が英Reutersのインタビューに応じ、語った。米TechCrunchや米CNETなどの複数の海外メディアが現地時間2016年11月25日に、Reutersの報道を引用して伝えた。

 それによると、Xiaomiは基本的にもうけを一切得ることなく、スマートフォンを顧客に提供しているという。「目的は、数年後に継続してもたらされる収入の道筋をつくること。我々は、100億台のスマートフォンを、一切の利益なしで販売してもかまわないと考えている」とBarra氏は述べたとReutersは伝えている。

 米IDCが先ごろまとめた中国のスマートフォン市場に関するリポートによると、2015年第3四半期(7~9月)に同国でトップだったXiaomiの四半期出荷台数は、その後急速に落ち込み、今年第3四半期は4位に転落。同国市場におけるXiaomiのスマートフォン出荷台数は前年同期比で42.3%減少した。

 そうした中、同社は空気清浄機や浄水器、炊飯器といった家電などの販売に注力している。

 Barra氏によると、同社は来年1月に米ラスベガスで開催される家電見本市「CES(Consumer Electronics Show)」に初出展し、イベント開催中に新製品を発表する予定という。また同氏は、XiaomiにはIPO(新規株式公開)や個別の資金調達に関し、差し迫った必要性がないことも明らかにしたとReutersは伝えている。