2016年11月9日、米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利したことを受けて、ビットコイン価格が高騰した()。ビットコイン価格は、対ドルベースで最大約4%上昇したほか、対円ベースでも約2.5%上昇している。先行きの不透明感によってドルを売る動きが広がる中、資金の逃避先としてビットコインの存在感が増すとの見方から買い注文が集まった格好だ。

図●ビットコインの価格推移
(出所:米コインデスク)
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 開票が始まった時点でのビットコイン価格は、米コインデスクの指標で1BTC(ビットコインの単位)当たり710ドル前後だったが、最高で約738ドルまで高騰した。

 逃避通貨とみなされて対ドル価格が上昇している円に対しても、ビットコイン価格は高騰した。仮想通貨取引所を運営するbitFlyerでは、開票開始時に1BTC当たり7万5190円だったのが、午後6時前に7万7097円の値を付けた。

 2009年1月に運用が始まったビットコインは、2013年のキプロス危機で資産の逃避先として注目を浴び、価格が一気に跳ね上がった経緯がある。