米インターネット企業のコンピュータシステムに侵入した容疑でロシア人男性が逮捕されたことが分かったと、複数の米メディアが現地時間2016年10月21日に報じた。同容疑者は、2012年に発生した米Linkedinの大量データ流出に関与したと見られている。

米New York Timesや米Wall Street Journal(閲覧には有料登録が必要)の報道によると、Yevgeniy Aleksandrovich Nikulin容疑者(29歳)は、チェコを旅行中、滞在していたでプラハのホテルで10月5日に逮捕された。

同容疑者は、LinkedInや米Dropbox、米Formspringのコンピュータネットワークに不正侵入した疑いで、国際刑事警察機構(ICPO)が指名手配していた。

逮捕の際、Nikulin容疑者は抵抗しなかったが、健康状態に問題があり、病院に搬送された。プラハのロシア大使館はNikulin容疑者の解放を求めており、プラハ当局は米国への引き渡しについて検討中という。

 Linkedinは2012年6月、約650万人分のパスワードが流出したことを明らかにした。しかし今年に入って、被害範囲は当初報じられたよりはるかに大きく、1億人分以上のユーザー名とパスワードが不正アクセスされたようだと報告している。

米カリフォルニア州オークランドの連邦大陪審はNikulin容疑者をコンピュータ不正侵入と個人情報窃盗の罪、およびその共謀罪で告訴しており、米国に引き渡された場合、同容疑者は30年以上の禁固刑と100万ドル以上の罰金を言い渡される可能性がある。