米Intelが現地時間2016年10月18日に発表した同年第3四半期(2016年7~9月)の決算は、売上高と利益ともに市場予想を上回った。データセンター向けとIoT(インターネット・オブ・シングス)向け事業が特に好調で、第3四半期として過去最高の売上高を記録した。

 米国会計原則(GAAP)ベースの売上高は157億7800万ドルで、前年同期と比べ9%増加した。純利益は33億7800万ドルで同9%増加、1株当たり純利益(EPS)は0.69ドルで同8%増加した。営業利益は同6%増の44億6200万ドル。粗利益率は同0.3ポイント増の63.3%だった。

 特別項目を除いた非GAAPベースの場合、純利益は38億8600万ドル、EPSは0.80ドル、営業利益は51億4300万ドル、粗利益率は64.8%となる。

 Brian Krzanich最高経営責任者(CEO)は、「素晴らしい四半期だった。これらの結果は、当社がクラウドや幾多のスマートデバイスに原動力を与える企業へと変革を進めていることを示している」と述べた。

 アナリストの予測平均は、売上高が155億5800万ドル、特別項目を除いたEPSが0.73ドルだった。

 部門別の業績を見ると、パソコンやモバイル端末向け事業のClient Computing Groupは売上高が88億9200万ドルで、前年同期と比べ5%増加した。製品出荷個数は同4%減少したが、平均販売価格は同6%上昇した。ノートパソコン向けは製品出荷個数が同4%増加、平均販売価格が同3%上昇。デスクトップパソコン向けは製品出荷個数が同6%減少、平均販売価格は同横ばいだった。

 データセンター向け事業のData Center Groupは売上高が45億4200万ドルで前年同期比10%増加した。製品出荷個数は同12%増加したが、平均販売価格は同3%低下した。

 組み込み機器向け事業のInternet of Things Groupの売上高は6億8900万ドルで前年同期比19%増加。セキュリティソフトウエアなどを手がけるIntel Security Groupは同6%増の5億3700万ドル。NANDフラッシュメモリーなどを含むNon-Volatile Memory Solutions Groupは同1%減の6億4900万ドル。FPGAを含むProgrammable Solutions Groupは同9%減の4億2500万ドルだった。

 2016年第4四半期(2016年10~12月)の見通しについては、GAAPベースの売上高を157億ドル(プラス/マイナス5億ドル)、粗利益率を61%(プラス/マイナス2~3ポイント)と予測している。

 米Wall Street Journal(閲覧には有料登録が必要)によると、第4四半期の売上高見通しはアナリスト予測である159億ドルを下回った。今後の見通しが弱気だったことから、同社の株価は時間外取引で約6%低下した。