みらかホールディングスは2016年10月13日、子会社で受託臨床検査事業を手掛けるエスアールエルのシステム開発プロジェクトを中止し、特別損失約147億円を計上すると発表した。みらかホールディングスは2016年4~9月期の連結業績予想を下方修正。当期純損益を40億円の赤字とした。4月28日の前回発表予想では63億円の黒字を見込んでいた。

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 開発を中止したのは、エスアールエルの新基幹業務システム「ナビラボ」。病院などから血液や尿といったサンプルを受け取って検査する一連の作業に使う。みらかホールディングスは、開発ベンダーを非公開としているが「3社以上」という。

 当初の計画より、稼働開始時期が1年以上遅れていた。開発プロジェクトが始まったのは2010年。みらかホールディングス広報によれば「2014年10月ごろの稼働を計画していたが開発が遅れ、2015年10月ごろに首都圏の一部地域で利用を開始していた」。

 開発を中止した主な理由は、追加開発コストの発生だ。「臨床検査の現場業務の実態に合っていなかった。第三者であるコンサルタント会社に見積もってもらったところ、追加の開発コストが必要なことが分かった」(同社広報)。追加開発コスト額は非公開。

 エスアールエルは2017年3月までにナビラボの利用を停止し、従来使っていた基幹業務システムを全面的に利用する考え。「新基幹業務システムの今後については、現在検討中」としている。