日本オラクルは2016年10月3日、本社ビル内に新設した社食「日本オラクル カフェテリア」を報道機関に公開した。「社員が創造性を発揮し、健康的に生き生きと働けるような職場環境を体現したカフェテリア」との位置付けで、カフェテリアの運用には同社のクラウドサービスを使う。2016年10月4日にオープンする。

「日本オラクル カフェテリア」の内装
(撮影=大類 賢一、以下同じ)
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オラクルのクラウドを利用したデジタルカフェテリア

 同社の杉原博茂取締役代表執行役社長兼CEO(最高経営責任者)は「デジタルカフェテリアとして、さまざまな形でクラウドソリューションを利用している」と説明。メニューや食材に関する社員の声を収集してメニューに反映したり、カフェテリア内の個室を予約したりするのにクラウドサービスを使っているとした。杉原氏は「『クラウドをこんなふうに利用できる』という事例をアピールしたい」と話し、デジタルカフェテリアの広告塔としての意義を示した。

さまざまなデジタルサービスを組み込んだデジタルカフェテリアのイメージ
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日本オラクルの杉原博茂取締役代表執行役社長兼CEO
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 今回、本社ビルの1フロアをカフェテリアとして作り直した。座席数は340でさまざまな種類のテーブルや椅子を設置。社食としてだけでなく、社内のミーティングや取引先との会食の場としても使う。フロアの半分近くを占める「イベントエリア」は社内外のイベントや記者発表会、パブリックビューイングなどに活用するという。

カフェテリア中央には大人数でコミュニケーションを取りやすくする目的で大きなテーブルを配置した
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来客者とのミーティングなどに使うセミプライベートルーム。カーテンで仕切ることができる
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健康増進を目的とした特別メニューを社員に提供

 メニューは栄養士と協力して開発し、食事やビタミン、食物繊維を補充しやすく体重コントロールに向いたメニューにするという。日本オラクルは「目や脳が疲れやすい」「運動不足に陥りやすい」「ストレスを抱えやすい」といったIT業界特有の健康事情を問題視し、これらを解消するメニューを提供する。例えば、IT企業で働く人のランチに必要十分なカロリー量を600キロカロリーと算出。必要となるカロリーや栄養素を1食に収めた「プレート600」や、食事の時間を確保できない社員向けのスムージーなどを用意するという。

「プレート600」とスムージー
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 杉原氏は今後の取り組みについて「社員一人ひとりの血圧や血糖値といった健康管理を進めるために、高機能なセンサーの導入も検討している」と話した。現状でもチップ内蔵の食器を使うため、皿に盛ったサラダの量を計測したり会計に利用でたりする。杉原氏はカフェテリアでクラウドを活用して「いずれは食材の物流などにも広げていきたい」と抱負を語った。

 日本オラクルは2020年までに「No.1のクラウドカンパニーになる」「The Most Admired Company (業界でもっとも賞賛される企業)になる」ことを目指す経営ビジョン「VISION 2020」を掲げている。新カフェテリアは「The Most Admired Company」を達成するために、同社が推進する「ワークスタイル変革」と「健康経営」の取り組みの一環であるとした。

■変更履歴
杉原氏の名前に誤りがありました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2016/10/04 10:20]