富士通は2016年9月29日、国内SE子会社3社を2016年11月1日付で吸収合併すると発表した。狙いは、人材を柔軟に配置したり各社のノウハウを共有しやすくしたりすること。「今後成長が見込まれるデジタルビジネスとグローバルビジネスの拡大に向けた体制強化」と富士通広報は説明する。吸収合併の対象となるのは富士通システムズ・イースト、富士通システムズ・ウエスト、富士通ミッションクリティカルシステムズである。

 国内SE子会社3社は、富士通本体の「グローバルサービスインテグレーション部門」に組み込む。同時に、現在のグローバルサービスインテグレーション部門配下にある合計七つの業種本部を解体。SE子会社3社と7業種本部の人員を、「デジタルビジネス推進」「社会インフラビジネス」「パブリックサービスビジネス」「エンタープライズビジネス」の四つの新組織に再編する。さらに、グローバルサービスインテグレーション部門内に、国内外の先進技術を目利きする組織「サービステクノロジーヘッドクォータ」を新設する()。

図●国内SE子会社3社の再編の概要
出所:富士通
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 今回の吸収合併で、グローバルサービスインテグレーション部門のSEは5000人から1万4000人規模に拡大する。このうち3000人を顧客のデジタルビジネス創出を支援する「デジタルビジネスフロント」に割り当てる。人事給与体系については「既にグループで一本化しているので変更はない」(富士通広報)という。