米Oracleは、2017会計年度第1四半期(2016年6~8月)の決算を現地時間2016年9月15日に発表した。クラウド事業は引き続き好調だったものの、従来型ソフトウエアやハードウエアの不振に相殺され、売上高と利益ともに市場予想を下回った。

 会計原則(GAAP)ベースの総売上高は85億9500万ドルで前年同期比2%増加した。純利益は18億3200万ドルとなり同5%増加、希薄化後1株当たり利益(EPS)は0.43ドルで同10%増加した。営業利益は同1%減の26億4100万ドルだった。

 株式ベースの報酬など特別費用を除いた非GAAPベースの場合、純利益は前年同期比1%減の23億3500万ドル、希薄化後EPSは同4%増の0.55ドル、営業利益は同2%減の34億200万ドルとなる。

 アナリストの予測平均は、売上高が87億ドル、特別項目を除いたEPSが0.58ドルだった(米Forbesの情報)。

 事業別の売上高を見ると、ソフトウエアおよびクラウド事業は合計67億9100万ドルで前年同期から5%増加。そのうちクラウドサービスは9億6900万ドルで同59%急増した。IaaSは同7%増加し、SaaSとPaaSの合計は同77%急伸した。

 一方ソフトウエア関連は58億2200万ドルで前年同期から横ばい。ライセンス更新および製品サポートは同2%増だったが、新規ライセンスは同11%減少した。

 ハードウエア事業の売上高は前年同期比12%減の9億9600万ドルだった。システム製品の収入は同19%減少し、システムサポートは同4%低下した。

 なお、Oracleは7月に、クラウドERPの米NetSuiteを約93億ドルで買収する計画を明らかにした。年内の手続き完了を目指している。