中国Baidu(百度)と米NVIDIAは、自動運転車向け人工知能(AI)プラットフォームの開発で提携した。中国の北京で開催されたBaiduの年次会議「Baidu World Conference(百度世界大会)」において、NVIDIA共同創業者で最高経営責任者(CEO)のJen-Hsun Huang氏が現地時間2016年9月1日に明らかにした。

 同提携では、両社のAIに関する知識を持ち寄り、Baiduのクラウドプラットフォームとマッピング技術、NVIDIAの自動運転車用コンピューティングプラットホームを組み合わせる。高解像度の地図、レベル3(緊急時に備えてドライバーが同乗)の自動運転制御、自動駐車などに関する技術を組み込む。

 Baiduは、一定のルートを自律走行するクルマの開発に取り組んでおり、2018年末までに自動運転タクシーを実用化することを目指している。すでに米カリフォルニア州の認可を受け、同州で走行テストを始めている。米TechCrunchによると、Baiduは共同開発したプラットフォームを同自動運転タクシーに導入する。

 両社が共同開発するプラットフォームは、中国をはじめ、世界の自動車メーカーにも利用可能にする。同プラットフォームを採用した消費者向け自動運転車の登場も期待している。

 Nvidiaは今年1月に自動運転車用コンピューティングプラットホームの新版「Drive PX 2」を発表し、すでにスウェーデンVolvoが自動運転車のプロトタイプにPX 2を採用している(米Engadget)。