2014年に国内のコピー機やレーザー/インクジェットプリンターなどで印刷された紙の総ページ数。IDC Japanが2015年9月2日に発表しました。

 ここ数年、総印刷ページ数は増え続けており、2009年の2970億ページから、5年間で16%も増加しています。今後は伸び率こそ鈍化するものの、増加傾向はしばらく続くと同社は予想しています。2019年には3600億ページに達する見通しです。

 多くの企業は10年以上前からペーパーレスに取り組んできており、さらにここ数年はタブレットが普及し、ペーパーレスの流れが加速しているように思えます。実際、2014年はコピー/プリント関連機器の金額ベースでの市場規模が、対前年比で0.3%減の8930億円とマイナス成長を記録しています。

 にもかからわず、依然として印刷ページ数が増え続けているのは「国内景気の回復やレーザー複合機の高速化などのプラス要因がマイナス要因をわずかに上回っている」(IDC Japanイメージング、プリンティング&ドキュメントソリューションの石田英次グループマネージャー)ためとみられます。

 とはいえ、今後は「国内コピー/プリント産業全体が縮小傾向にあることは明らか」(石田氏)と言います。タブレットやスマートフォン、文書管理のクラウドサービスがますます普及し、印刷せずに書類を確認できる環境が整うことなどが、その理由です。総印刷ページ数も2020年代以降は減少に転じるかもしれません。

出典:日経情報ストラテジー 2015年 12月号 p.14
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