効率化とともに質の向上やITガバナンスの強化も

 政府共通プラットフォームは、「政府情報システムの整備および運用の効率化」「政府情報システムの質の向上」「政府のITガバナンスを支える基盤としての役割を果たすこと」を目的としています。

 具体的には、以下の実現を目指します。

    (1)政府情報システムの整備及び運用の効率化
  • システム運用業務の負担軽減
  • システム構築ニーズへの柔軟な対応
  • 機能重複の排除
  • 施設・設備、機器の共用や基盤ソフトウエアの共通化による運用コストの抑制
    (2)政府情報システムの質の向上
  • 適切な情報セキュリティ対策の統一的な実施による情報セキュリティ対策の底上げ
  • 施設・設備の複数拠点化やネットワークの複数ルート化による災害時などにおけるサービスの継続的提供
  • 職員などの利用者に対するサービスの一元的な提供による利便性の向上
  • 大容量ネットワークの整備による拡張性の確保
    (3)政府のITガバナンスを支える基盤としての役割を果たす
  • 職員の業務負担軽減による情報システム施策の企画面へのIT人材の集中化
  • 職員などの利用者に対するサービスの一元的な提供による共通的業務フローの普及
  • 整備・運用によって得られる知識・経験の蓄積および政府内における共有
  • 国を直接の管理運用主体とすることによる政府共通ネットワークのガバナンス強化

 政府共通プラットフォームが提供するのは、施設・設備・基盤ソフトウエアや、運用支援・監視に関する機能のほか、利用者認証や決裁といった共通機能です。加えて、システムバックアップ機能や検証環境・開発環境に関するサービスも提供されます(図1)。

図1●政府共通プラットフォームの概要
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 職員などの利用者に対するサービスについては、各府省のLANシステム等の現行機能を把握・分析した上で、共用化による高い効果が見込めるものが提供される予定です。

 また、政府共通プラットフォームでは、情報システムの質の向上のためにセキュリティ対策や災害時等における業務継続性の確保に向けた対策が取られています。セキュリティ対策として、政府共通プラットフォームを利用するWebサイトに対して、改ざんの検知やコンテンツ管理サービスが提供されるほか、セキュリティ診断サービスも提供されます。災害時などに業務継続性を確保するための対策としては、首都圏だけでなく西日本にも拠点を整備するとともに、東日本・西日本の各エリア内においても分散を図ることとしています。