佐藤 浩之=NTTデータ経営研究所 公共行政サービスコンサルティングユニット コンサルタント

 「AWS(Amazon Web Services)」は、米Amazon.comの子会社である米Amazon Web Servicesが提供するパブリッククラウドサービスです。IaaS(Infrastructure as a Service)/ PaaS(Platform as a Service)型のクラウドサービスでは、世界および日本国内で最も利用されています(図1)。国内では日本法人であるアマゾン ウェブ サービス ジャパンがサービスを提供しています。

図1●パブリッククラウドの利用上位5サービス
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 AWSが広く利用されている理由として、豊富な情報提供と、独自のパートナー制度があると考えられます。パートナー制度とは、AWSの導入に精通したシステム関連会社などがユーザーのAWS導入を支援する制度です。パートナー企業は、日本国内では2016年1月時点で約300社あります。パートナー企業は実績ごとにレベルが認定されており、最上位に位置づけられる「APNプレミアコンサルティングパートナー」は2016年1月時点で国内に5社存在します。クラウドサービスの導入に不安要素を抱えるユーザーにとって、これらのパートナー企業の存在がAWSを選定する一つの理由となっています。

 AWSでは、サーバーが設置される地域を「リージョン」と呼びます。リージョンによって提供されるサービスが異なります。2015年10月時点では、アジア太平洋地域にはシンガポール、シドニー、北京、そして東京の4つのリージョンがあります(図2)。東京リージョンは2011年に開設され、2015年12月時点で42種類のサービスを提供しています。ユーザーは自身のニーズに合わせて必要なサービスを組み合わせて利用できます。

図2●AWSのグローバル基盤の構成
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