勤怠管理や経費精算のクラウドサービス「TeamSpirit」を提供するチームスピリットは2016年12月12日、新サービスの「TeamSpirit WSP」を発表した。「プランナー」と呼ぶカレンダー形式のビューを中心に、従来サービスで提供している勤怠管理、経費精算、就業管理、工数管理などを連携させた。同社の荻島浩司社長は「単一のサービスを提供するベンダーは複数あるが、それらを一体化して提供するのは国内では我々くらい」と胸を張る。荻島社長に新製品の狙いや導入企業数の目標などを聞いた。

(聞き手は井原 敏宏=日経クラウドファースト)


チームスピリットの荻島浩司社長(中)
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TeamSpirit WSPと従来サービスとの違いを教えてほしい。

 「プランナー」と呼ぶカレンダー形式のビューを軸に、従来サービスで提供していた勤怠管理、経費精算、就業管理、工数管理などを連携できるようにした。各サービスを単一で提供するベンダーは複数あるが、それらを一体化して提供するのは国内ではほかに無いと思う。

 例えばカレンダーに出張予定を入れた場合、相手先の拠点情報を基に経費精算を実行できる。企業の管理部門にとっては、移動にかかった交通費を最低料金で算出するといった設定も可能だ。同時に勤怠管理には出張勤務が登録される。

 会議に費やした時間や作業工数もプランナーを使って管理できる。何にどれだけ時間を使ったかを可視化することで、働き方の見直しにもつなげられる。

 担当するプロジェクトの締め切りや個人の目標を設定しておくことで、緊急度や重要度の高い会議や作業をグラフや色分けで示す機能もある。今日と明日で何を優先すべきかを一画面で確認できる。経費精算や勤怠管理の手間を省き、より生産性の高い業務に集中できる環境を作ることで、働き方改革の実現を手助けしたい。

TeamSpirit WSPのプランナーの説明
(出所:チームスピリット)
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 将来は米セールスフォース・ドットコムの機械学習プラットフォーム「Einstein」との連携も視野に入れている。TeamSpiritはセールスフォースのPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)である「Force.com」上に構築している。セールスフォースのCRM(顧客関係管理)と連携して、有望な見込み客をEinsteinが分析し、何らかのアプローチを起こすようアラートを出すといった活用などを想定している。

2016年11月29日に、働き方改革を「共創」するTeamSpiritパートナー・プログラムを発表している。この狙いとTeamSpirit WSPとの関係について聞きたい。

 TeamSpiritパートナー・プログラムは、TeamSpiritのプラットフォームをオープン化し、外部サービスや製品、端末などと連携する外部連携サービスの総称だ。既に7社がパートナーに名を連ねている。

 一例を挙げると、キーホルダー型のビーコンを組み込んだ社員証を開発しているパートナーがいる。我々のサービスと連携することで、ビーコンと連動して従業員の出退勤管理などが可能になる。

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