米スプランクは、情報システムの運用や、セキュリティ対策などに使われるデータ活用プラットフォーム「Splunk」を提供する。サーバーやアプリケーションのログ、トラフィックなどのデータを蓄積して分析できる製品だ。用途はログ監視やセキュリティに限らず、IoT(インターネット・オブ・シングズ)やデジタルマーケティングなどの用途にも使われている。9月に開いたユーザー向けの年次イベントで機械学習機能などを活用した分析機能を強化した。「蓄積するデータも、用途もユーザー企業のニーズに応える」と語る同社CEO(最高経営責任者)のダグ・メリット氏に聞いた。

(聞き手は岡田 薫=日経コンピュータ


業績は好調でしょうか。

 2015年度(2016年1月期)の売上高は2014年度比で45%増加しました。売上高は6億6800万ドルとなりました。大変好調です。

 2016年9月時点では、全世界1万2000社以上の顧客を獲得しています。サービスを展開する地域は110カ国となりました。2016年度の第2四半期の売上高は1億8000万ドル。前年度比48%増えています。

ダグ・メリットCEO
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セキュリティやIoTなどの用途が、業績をけん引しているのでしょうか。

 確かにセキュリティやIoTなどの需要は以前に比べて強くなっています。しかし、売上の内訳としては、ITの運用が大きいです。その次がセキュリティですね。

 セキュリティだけ、ITの運用だけ、といった使い方をしているユーザー企業もいます。しかし、実際は複数利用しているユーザーが多いです。

 もともと当社の製品は、一つの用途に特化して開発していません。当社はセキュリティの用途に限ったソリューションを提供する会社ではありません。あくまでデータを蓄積して分析するプラットフォームを提供するのです。アプリのログ監視にしか使えない、トラフィック解析にしか使えない、といった製品ではありません。

ユーザーの目的に応じて使い方が変わるということですか。

 例えばある飲料メーカーの事例では、最初は社内のITインフラの運用管理が目的で導入しました。ネットワークやサーバー関連のデータを取得して蓄積していました。

 そのうち、セキュリティチームが、リスク対応のためにデータを利用することができることに気づきました。ITインフラの運用データがセキュリティ用途でも使える。さらに、マーケティングの担当者も利用し始めました。

 リレーショナルデータベース(RDB)で同様の使い方をするのは難しいでしょう。用途に応じて、データウエアハウス(DWH)を構築して、アプリケーションを用意して、と考えると恐ろしく手間がかかってしまう。

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