IoT(Internet of Things)はこれからどう発展するのか。同じ事例が引き合いに出されることも多いビッグデータとの違いは何か。『ビッグデータの衝撃――巨大なデータが戦略を決める』(東洋経済新報社)などの著作を持ち、ITproで連載「ビッグデータで日本のITは活性化するか」などを手がけてきた野村総合研究所 IT基盤イノベーション事業本部 上級研究員の城田真琴氏(写真)に聞いた。

(聞き手は井上 健太郎=イノベーションICT研究所

写真●野村総合研究所 IT基盤イノベーション事業本部 上級研究員の城田真琴氏
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IoTとビッグデータはどう違う言葉だと理解すればよいでしょうか。

 ビッグデータとは違うレイヤーの動きを示す言葉だと捉えるのがよいと思います。確かにIoTにもビッグデータ的なデータ分析の要素が含まれます。ですが、私が注目しているのは、電気製品や工業製品、産業機械などが常にネットワークにつながり、顧客とタッチポイントを持ち続けるという「プロダクト・アズ・ア・サービス」(製品機能のサービス提供)の進展です。製造業を中心にアフターサービスなどサービスを収入源とする比重が高まり、ビジネスモデルの変革を迫られるため、非常に大きなインパクトがあるのではないでしょうか。

IoTを支える技術はビッグデータとほぼ同じなのでしょうか。あるいはビッグデータにおける「Hadoop」のようなけん引する技術があるのでしょうか。

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