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位置情報をビジネスに活用、ジオフェンシングとは(後)

2017/11/22

Sarah K. White CIO

 このほか、ジオフェンシングの一般的な用途には次のようなものがある。

  • ソーシャルネットワーキング:ジオフェンシングの使用例でもとりわけ顕著なのは、「Snapchat」をはじめとする人気のSNSアプリだ。位置情報に基づいてフィルターやステッカーなどのコンテンツを共有する機能は、いずれもジオフェンシングで可能になった。コンサート会場でプロモーションされたフィルターを使ったり、友人の誕生日にオリジナルのフィルターを適用したり、特定の場所のストーリーを広く公開したりといったことができるのは、仮想的な境界のおかげだ。

  • マーケティング:小売店内でのプロモーションにもジオフェンシングは広く利用され、例えば店に入った客にすぐに通知が送られる。特定のユーザー層をターゲットにした広告を行って、ユーザーの位置情報に基づいてどの戦略が効果的かを理解するうえでも、ジオフェンシングは役立つ。

  • 観客との関係構築:コンサートやフェスティバルなどの催し物で、観客との関係構築のためにジオフェンシングが利用されている。例としては、コンサート会場で観客にソーシャルメディアへの投稿を促したり、会場やイベントについての情報を配信したりする。

  • スマート家電:Bluetoothを搭載したスマート家電が増えている。そこで、例えば冷蔵庫へのプログラムによって、スーパーの近くを通る時に牛乳が切れているという通知を届ける機能の実現も簡単だ。あるいは、仕事を終えて自宅に着く頃に空調が万全の温度となるように設定することもできる。

  • 人事:出先や現場での仕事が多い社員などの追跡や管理にジオフェンシングを利用している企業もある。また、出退勤管理の自動化もジオフェンシングを使えば簡単だ。出社と退社の時刻を自動で記録できる。

  • テレマティクス:ジオフェンシングはテレマティクスでも役立つ。作業場や保護区域などに仮想的なゾーンを設けて、その中に車や人が入った時に、運転者に通知や警告を送ることができる。

  • セキュリティ:ジオフェンシングは、プライバシーの侵害と見られることもあるかもしれない。確かに、使い方によっては、一線を越えているように思える可能性はある。しかし一方で、ジオフェンシングはモバイルデバイスのセキュリティ強化にも使える。自宅にいる間だけスマートフォンのロックを解除するように設定したり、誰かが家に出入りした時に通知を送らせたりもできる。

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