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Linux Foundationが改善を目指す3つの課題とは(前)

2018/11/13

Tamlin Magee Computerworld UK

 Linus Torvalds氏がLinux開発の統括に復帰した。この問題が解消した今、Linux Foundationはその他にどのような問題への対応を目指しているのだろうか。

Credit:James Niccolai/IDGNS

 Linux Foundationがスコットランドのエジンバラで2018年10月下旬に開催したカンファレンス「Open Source Summit」で、同団体のエグゼクティブディレクター、Jim Zemlin氏に話を聞いた。改善対象の重要分野として同氏が挙げたのは、多様性、アプリケーションセキュリティ、データ共有の3点だ。

 祖母がデベロッパーだったというZemlin氏は、オープンソース界のジェンダーバランスについて、テクノロジーセクターの中ですら平均をひどく下回っていると力説した。比較対象のテクノロジーセクター自体、徐々に改善してはいるとはいえ、お粗末な状況なのにである。

 「Kubernetesを見ると、女性開発者は7.6%だ。カーネルは10%程度、Hadoopなどのプロジェクトは5~6%程度で、いずれも低い。一方、テクノロジーセクターの女性従業員は平均18%程度だ。オープンソースプロジェクトに参加するのと似たような分野で働いている女性エンジニアたちだ」と、Zemlin氏は強調する。

 「つまり、全体に数値が低いというだけでなく、業界の水準と比べても低い。この部分でLinux Foundationはぜひ力になりたい。その取り組みとして、今回のイベントでご覧のとおり、多様性を推進するためのランチや3日間にわたるトラックを実施した。また、マイノリティーの女性にプロジェクトへの参加を促すための奨学金制度もある」

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