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モバイルの未来を考える正しい問いの立て方は(後)

2017/11/02

Thornton May Computerworld

 また、筆者の良き友人であるMichael Schrage氏(米マサチューセッツ工科大学のリサーチフェローで、「The Innovator's Hypothesis」の著者)が示している未来像は、さもありなんと思えるが、SF専門チャンネルでのドラマ化にはあまり向いていないようだ。定量化した自己データ、監視、トラッキング、ソーシャルメディアのデータ収集といったもろもろを、高度な分析と組み合わせて、「selvesware」という機能が実現されるとSchrage氏は言う。米Netflixや米Amazon.comのような破壊的企業が導入しているレコメンドエンジンの考え方を、パーソナルアシスタントに当てはめた構想だ。

 例えば、企業幹部にとってのselveswareは、リーダーシップの取り方を絶えず指導するコーチの役割を果たし、今どのような行動を取るべきかをリアルタイムで助言する(いま言うべきか、黙っているべきか、何を言うべきか、どのように言うべきか、誰に言うべきかなど)。いわば、これまでに読んだリーダーシップ解説本の内容すべてが、行動指向のソフトウエアに組み込まれていて、自分の言動を逐一指南してくれるようなものだ。こうして最終的には、より生産性が高いバージョンの自分自身ができるかもしれないとSchrage氏は考えている。

 モバイルの未来について、皆さんはどのような問いを立てているだろうか。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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