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美術センスでITとビジネスの隔たりを埋めるデータアーティストとは(前)

2018/10/10

Sharon Florentine CIO

データアーティストを採用するメリット

 データアーティストがいると、効果的な意思決定を迅速に下せるようになり、競争力の強化につながる。データアーティストのスキルがあれば、データをインタラクティブに視覚化できることから、ビジネスプロフェッショナルやITリーダーが、What-If分析や、データセットのスライス&ダイスを通じて、特定の重要な領域に的を絞ることができるとLangseth氏は話す。このように意思決定の速度と質が高まることは、ライバル企業を先んじるための鍵になると同氏は言う。

 「IT部門では、最先端のCRMシステムや各種テクノロジーに、誰もが大体同じようにアクセスできる。だが、そうしたテクノロジーがあるからといって、他社を圧倒的に上回るイノベーションを実現できるとは限らない。肝心なのは、そのテクノロジーで何ができるかだ。質の高いデータを、迅速かつ容易に理解し、それに基づく優れた意思決定を迅速に下せる企業が勝利を収める。データアーティストが可能にするリアルタイム分析があれば、さまざまな選択肢から得られるさまざまな結果を試行錯誤して、ビジネスを最適化する方法を導き出し、成果を高めることができる」

 クラウドベースの医療データ視覚化プラットフォームを手がける米Clearsenseの共同創業者で最高イノベーション責任者のCharles Boicey氏にも話を聞いた。財務やオペレーション、ビジネスのほか、臨床に関して成果の質を向上するうえでも、データアーティストは支えになると同氏は言う。

 「ヘルスケア市場に従事している当社には、2つの面で意味がある。1つはITやビジネスにとって極めて重要であること。もう1つは臨床医にとっての重要性だ。後者はデータに対するニーズが異なる。臨床医が一目で理解できる形式で患者のデータを提示できれば、意思決定の質が高まり、患者にとっての成果も高まる。そこから、ビジネスや財務の成果も高まるという好循環が生まれる」

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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