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Inboxを終了するGoogle、またもや熱心なユーザーを冷遇(後)

2018/10/11

Mike Elgan Computerworld

 人工知能に関しては圧倒的な技術力と優位性を誇る米Googleだが、驚くほど知恵のない動きを見せることがある。Googleが打つ手は、目前に迫った勝利を自ら捨てるような愚だ。それもこれも、熱心なユーザーが持つ価値に無頓着な同社の文化に原因がある。

前回から続く)

Credit:Google

 悲しいかな、Mailboxは望みのない憐れな存在だった。Mailboxの致命的な弱点は、それ自体がメールサービスではなかったことだ。他社が運営するメールサービスのフロントエンドに過ぎなかった。

 Googleをはじめ、メールサービスを自ら運営している企業は、Mailboxのユーザーインタフェースの魅力的な要素を遠慮なく拝借した。こうしたUI要素はごく普通になり、結果としてMailboxは価値がなくなった。

 Mailboxを開発したスタートアップは、アプリ登場から1カ月後に米Dropboxが買収した。だがDropboxは、2015年12月にMailboxの提供終了を発表した。

 Googleに話を戻すと、Gmail本体も、マテリアルデザインによる模様替えが施され、Inboxで人気を得ていたスマートリプライなどの機能も次第に取り入れられていった。しかし、Inboxのすべての機能を備えているわけではない。

 例えば、リマインダーの統合、モバイルアプリでのスワイプによるメール管理、カテゴリによるグループ分け、メールのピン留めなどの機能に関しては、GmailはまだInboxに肩を並べていない。また、愛用者に言わせれば、InboxのUIの方が「クリーン」だ。

 重要なのは、InboxとGmailでは、全体的な使用感や、体で覚えるべき操作性が、依然として大きく異なることだ。

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