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AIは新たなルネサンスをもたらすか(中)

2018/07/11

Marc Dimmick CIO Australia

 人工知能(AI)は、史上最高の速さで破壊的変化と富をもたらす存在になりつつある。AIはあらゆるものに大きな影響を及ぼす。次の10年で、半数以上の職業が消え、AIや次世代のロボット技術が取って代わるとされている。

前回から続く)

 物理学者のMax Tegmark氏は、近著「Life 3.0」の中で、AIは知性を見せる機械やコンピューターだと述べている。これは、人間やそのほかの動物が見せる自然知能とは対照的だ。AIの研究は、知的エージェントの研究である。すなわち、自分の周囲の状況を知覚でき、成功の可能性を最大限に高めるための行動を取ることができるデバイスの研究だ。

 Tegmark氏によると、Life 3.0とは人類の現在の進化の段階を表した言葉だ。Life 1.0は、生物学的な起源を表す。すなわち、人類のハードウエアだ。このハードウエアは進化の過程に制御されてきた。

 Life 2.0は、人類の文化的な発展だ。人とその頭脳を動かすソフトウエアである。この進化の段階に大きく作用したのは教育と知識だ。このソフトウエアは絶えずアップデートとアップグレードが行われている。Life 1.0と2.0は、適者生存、教育、時間を基盤としている。

 Life 3.0は、人類の技術化時代だ。我々は実質的に、ハードウエアとソフトウエアの両方をアップグレードできる段階に達した。だが、SF映画のような水準まで進化するわけではない。いずれはそれも可能になるかもしれないが、しばらく先と考えられる。こうしたアップグレードは、テクノロジーの利用、高度な素材の利用、身体を改善する医薬品により実現されている。

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