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クラウドのリスク緩和に役立つ7つのヒント(上)

2018/06/11

Bruce Harpham CIO

 今回は、クラウドコンピューティングのリスクを評価し緩和するうえで役立つ7つのヒントを紹介する。

 クラウドサービスは企業に定着し、クラウド旋風に乗る業務は年々増えている。かつては、クラウドサービスというと基本的なストレージや顧客管理などに限られていたが、今やERPなどの基幹業務システムをはじめ、屋台骨の多種多様なサービスがクラウドに移行しつつある。ITリーダーは、現在のクラウド環境に内在するリスクを常に警戒し、事前に緩和策を講じておくことが欠かせない。

 今回は、クラウドコンピューティングのリスクを評価し緩和するうえで役立つ7つのヒントを紹介する。

クラウドに対する自社のリスク選好を考える

 金融業界では、リスク選好を設定して組織の決定の指針とすることがよくある。例えば、リスク選好が控えめな金融機関は、ハイリスク・ハイリターンの融資には手を出さない。リスク選好が「先鋭的」な金融機関は、にわか景気の時に大きなリターンを手にするかもしれないが、次に経済危機が来たら大打撃を被るかもしれない。

 ITマネジメントに関して言えば、デューデリジェンスや継続的監視について、あるいは、リスク抑制への投資をいとわないかどうかについては、リスク選好に応じて決まる。例えば、限られたリソースを最大限に活用するために、階層型の手法を確立してリスクを緩和する方法がある。「ティア1」のクラウドサービスで問題が生じるリスクは、人員配置(例えば専任のリレーションシップマネージャーの配置)、定期試験、最上位のベンダーサポートの契約で緩和できるかもしれない。

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