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仮想通貨ウォレットの要点、種類や気になる安全性など(下)

2019/05/17

Lucas Mearian Computerworld

 仮想通貨ウォレットとは、分散台帳を基盤とする仮想通貨の取引で必要となる電子署名の暗号化鍵を管理するものだ。デジタル資産が自分のものであることを証明したり、送金など何らかの変更を伴う取引を行ったりするには、こうした暗号化鍵が必須である。その意味で、仮想通貨のエコシステムの中でウォレットが果たす役割は大きい。

前回から続く)

鍵紛失の影響

Credit: Trazor

 一方、コールドウォレットの難点は、中の情報をバックアップしていない状態や、ハードコピーを安全な場所に保管していない状態で、そのデバイスやウォレットをなくした場合に、自分のデジタル資産を永久に失うことだ。自分の仮想通貨がブロックチェーン上でどこに属しているかが分からず、自分が所有者であることを証明する鍵もない状態だ。

 一方、ホットウォレットは、サービス事業者のサポートが得られる。ウォレットへのアクセスコードをなくした時も、セキュリティ質問への回答によってアクセスを回復できる。

 例えばCoinbaseでは、ウォレットの作成時に記録しておくよう指示された24のランダムな単語を使ってアクセスを回復できる仕組みがある。コールドウォレットの場合、失われた秘密鍵を回復する手段は限られているし、通常は簡単な方法ではない。

 ブロックチェーンの分散台帳は、トラストレスの合意形成の仕組みを基盤としている。台帳上で取引先の相手を知っている必要はない。有効な秘密鍵で適切に署名されている取引であれば信頼される。だからこそ、鍵を守ることはとても重要だ。

 「ウォレットは、こうした鍵を安全に保管しておく役割と、分散台帳が取引を受け入れるために必要な電子署名の役割を担っている」とHuseby氏は言う。

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