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「G Suite」対「Office 365」、激化する競争の行方は(中)

2017/04/19

Matt Kapko CIO

 企業のコラボレーション/プロダクティビティ/メッセージングツールとして、米Microsoftの「Office 365」や米Googleの「G Suite」を導入する動きが増えている。どちらもクラウドベースのプロダクティビティ・スイートで、法人ユーザー向けの新機能や新アプリを取り入れながら、拡大を続けている。2017年3月には、両社がそれぞれ、チャットベースのコラボレーションアプリを新たに投入した。急速な進化で競争が激しいこの分野で優位に立つことを目指した動きだ。

前回から続く)

 「こうしたツールを喜んで受け入れる社員もいるし、企業文化の大きな変化によって、チャットベースの連絡手段の導入が社内コミュニケーションの大きな部分を占めている企業もあるが、抵抗も根強くあり、社員の賛同を簡単には得られないことがある」とDawson氏は言う。しかし、MicrosoftやGoogleのプロダクティビティアプリを既に利用している企業であれば、TeamsやHangoutsはうまくいくはずだと同氏は話す。Slackのようなスタンドアロンアプリにもサードパーティーのサービスとの連携が多少あるとはいえ、そうしたスタンドアロンアプリに比べたら、連携のメリットがはるかに大きいというのが主な理由だという。

 市場での勢力という面で、GoogleやMicrosoftには強みがあるものの、エンタープライズコミュニケーションという分野は勝者総取りにはならない。そう話すのは、米調査会社451 Researchのシニアアナリスト、Raul Castanon-Martinez氏だ。「会社がTeamsやHangoutsを用意したとしても、社員が例えばSlackの利用を引き続き選択することも不可能ではない。直観に反するように思えるかもしれないが、オープンなプラットフォームはGoogleやMicrosoftに何よりメリットをもたらす。両社がエコシステムを構築して、自社のツール群に付加価値をもたらすアプリケーションの数々に門戸を開放することは、両社自身にとってプラスとなる」

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