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LGBTフレンドリーな企業ThoughtWorks、その文化は(後)

2019/03/07

George Nott CIO Australia

 「2014年の私は、自分が女子だって知らなかった。でもその頃、インターネットとの出会いがあった」。そう述懐するのは、オーストラリアのメルボルンに住むソフトウエア開発者、Effy Elden氏だ。当時24歳のElden氏は、それまでずっと男子として生きてきた。だが、この頃パースからメルボルンに引っ越し、ある男の子と巡り合い、Twitterと出会った。

前回から続く)

細心の注意

Credit: Daniel Masaoka

 Stonewallは、LGBTの社員に対する平等な扱いやインクルージョンに関して英国の企業や団体を調査したランキング「UK Workplace Equality Index」をまとめている。先日発表した2019年版で、トップ100に入ったテクノロジー企業は、ThoughtWorksと富士通の2社のみだった。このランキングの評価は、ポリシー、調達、コミュニティへの関与、首脳陣などの尺度に基づいている。

 「オーストラリアのThoughtWorksのハラスメント防止ポリシーは、極めて強力で明文化されており、トランスジェンダーの人々の的確な区分に関するポリシーがきちんと定められている。これは驚くほどまれなことで、大いに歓迎できる」とElden氏は言う。

 「性別に関する言葉づかいには細心の注意を払い、ノンバイナリーの人々を除外することがないようにしている。例えば『女性』ではなく『男性以外』と表現する。こうしたコミットメントは、当社の人事システムにも反映されている。ジェンダーのカスタム設定ができたり、自分が使う複数の代名詞の組み合わせを選択したりできるのはうれしかった。このようなシステムは極めてまれだ」

 同社の人事チームは、代名詞やノンバイナリーについての情報を、今後迎える新入社員のオリエンテーションに含めることを検討している。この提案は、トランスジェンダーやジェンダー多様性の問題についてElden氏が始めた社内メールのスレッドで持ち上がった。この提案に関しては、「極めて前向きな反応」がElden氏に寄せられたという。

 その他にも、出身について尋ねるメール、聞きにくい質問をするメール、インクルーシブな言動で皆が安心できる環境を構築することについてのメールなどを発端とするスレッドがある。

 「こうしたメールから長大なスレッドが始まり、オープンに話し合ったり、経験を伝えたりできる」とUrquhart氏は言う。同氏はイングランド代表としてゲイのサッカー世界大会に出場したこともある。

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