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時代を飾った12のパスワード(前)

2019/02/13

Phil Johnson CSO

 現代人は膨大な数のパスワードを使っている。端末のロック解除、ネットバンキングへのアクセス、Netflixの動画視聴など、日常生活のあらゆる場面で、好むと好まざるとにかかわらず、パスワードの入力を余儀なくされる。パスワードの利用がここまで普及したのは、コンピューターとインターネットによるものだが、合言葉の類いで何かを守るという手法には、何百年や何千年という歴史がある。今回は、「歴史上最も有名なコンピューターパスワードは何か」というQuoraのスレッドで得た着想をもとに、現実世界と架空世界の両方から、12個の有名なパスワードを紹介する。

00000000

Credit: Getty Images

 冷戦時代、米国内のミサイルサイロに配備されている大陸間弾道ミサイル「Minuteman」は、ごく簡単な8桁のパスコードで発射できる状態に長く置かれていた。そのパスコードが「00000000」だ。米国の核ミサイルは、1962年の大統領令で、何者かによる不測の発射を防ぐためのパスコード装置の設置が義務づけられた。こうした防御が長年行われてこなかったミサイルも数多くある中、米国内のMinutemanに関しては、Robert McNamara国防長官の監督のもと、パスコード装置の設置が進められた。だが、同長官に反発し、ミサイルの迅速な発射に支障が及ぶことを懸念していた戦略空軍司令官らは、長官の退任後、パスコードの8桁をすべてゼロに設定した。

Open Sesame

 パスワードの草分けといえば「Open Sesame(開けゴマ)」だ。物語集「アラビアンナイト(千夜一夜物語)」の有名なお話「アリババと40人の盗賊」に出てくる。盗賊団が財宝を隠した洞穴の入り口を開ける魔法の呪文だ。貧しいきこりのアリババが、この呪文を偶然耳にし、途中いろいろあった末に、財宝を手に入れるというお話である。この有名な呪文の言葉は、「Popeye(ポパイ)」「Bugs Bunny(バッグス・バニー)」「SpongeBob(スポンジボブ)」などのアニメをはじめ、さまざまなポップカルチャーの作品にも登場する。

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