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2019年のIoTトレンド、企業向けは飛躍の年 消費者向けは助走期間(下)

2019/02/01

Hannah Williams Computerworld UK

 今回の記事では、現在のIoTを取り巻く主なトレンドと、2019年の見通しを紹介していく。

前回から続く)

エッジコンピューティング

Credit: Shutterstock

 データの量が増え、アプリケーションの低レイテンシ化の必要性が高まる中、エッジコンピューティングがIoTデバイスにもたらす効果は特に大きい。

 独SAPで機械学習担当のトップを務めるMarkus Noga氏は言う。「我々はエッジコンピューティングへと向かいつつある。データが膨大すぎてクラウドに送り出すのは難しいという認識のもと、エッジコンピューティングは勢いを増し続けている」

 製造業やロジスティクスを筆頭に、企業各社は、リアルタイムのデータ分析に基づいて直ちにアクションを起こせるようにしたいと考えている。この状況が続く限り、エッジは今後も業界のバズワードであり続ける。

 オランダInterxionのマネージングディレクター、Andrew Fray氏は次のように話す。「2019年は、5Gの展開とIoTのさらなる拡大が主な推進力となって、エッジが大きく意識され、関心を集める」

 「企業各社は、エッジに焦点を当てたインテリジェントなシステムの開発に関して、データセンター事業者が先頭に立つことを期待する。技術的な進展という面では、よりシンプルでスマートなエッジが登場する」

RPA

 周知のとおり、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入はこの1年で大きく増えた。今後も目覚ましい伸びがしばらくは続きそうだ。RPAを新たにラインナップに加えるベンダーも増えている。

 RPAソフトウエアを手がける米KofaxのChris Huff最高セキュリティ責任者(CSO)は、2019年も大手ソフトウエア企業が買収によってRPAの機能を手に入れると見る。SAPが2018年に仏Contextorを買収したのはその先例だ。

 またGartnerは、2022年末までに大企業の85%が何らかのRPAを導入すると予測している。

 SAPのNoga氏はこう話す。「アプリケーションの改良や修正を継続的に行う方法を企業各社がますます模索していることを考えると、RPAには極めて重要な役割があると思う。繰り返し生じる反復作業で、一連の単純なステップで構成されているものは、RPAでの対処に非常に適している」

 「今後は、さらなるインテリジェント化という方向と、デジタル作業でのロボット利用のさらなる広がりという方向の、2つの大きな流れが考えられる」

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