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社員の退職防止につながる4種類の支援制度(下)

2016/12/09

Sarah K. White CIO

 社員向けにさまざまな福利厚生や支援制度を用意している企業は多い。だが、その存在が社員に知られていないとしたらどうだろうか。「社員食堂のランチが無料」「休憩室のお菓子が食べ放題」といったように、目に留まりやすく恩恵を受けやすい福利厚生や特典ならともかく、社員の手引書で片隅に書いてある支援制度が見過ごされているケースはたくさんある。

前回から続く)

リーダー育成プログラム

 米Gallupの調査結果によると、現在の職務で退屈、不安、停滞を感じている社員ほど、職場で時間をつぶしたり、病欠の連絡を入れたり、投じる労力を最小限にとどめたりという度合いが高いだけでなく、新たな機会を手にした時にはそれを受け入れる可能性が高い。全体的な社員維持という面で、リーダー育成プログラムは極めて重要だが、社員が利用可能な制度になっていなくてはならない。系統立ったプログラムが導入されていなければ、社員の側は、リーダーシップに関する助言を誰に求めればよいか判断できない可能性がある。

 リーダー育成プログラムと昇進は、社員向けの制度として極めて分かりやすいが、大きな経費を伴わず、労働力の中で競争力を維持するうえで不可欠だとOchstein氏は言う。現在は、パーソナルブランドの確立に大きな比重が置かれつつあり、プロフェッショナルとしての自らのアイデンティティーを確立して成長することに関して、社員たちに対する投資はこれまでにないほど大きいと同氏は話す。

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