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AIを取り入れて柔軟性を高めたセキュリティシステム(中)

2016/11/30

Maria Korolov CSO

 機械学習の発展に伴って、セキュリティシステムのトレーニングはしやすくなり、また情勢の変化にも柔軟に対応できるようになっている。しかし、その恩恵が及ぶペースは一様ではない。

前回から続く)

 マルウエアには、膨大な数の新しい標本が日々出現する。だが、そのほとんどは、既存のマルウエアがごくわずかに変化しているだけだ。

 「腕の立つ攻撃者や国家主導による真新しいゼロデイ攻撃であっても、80%は既存の攻撃と同じだ。従来の手法では検出できなくても、ディープラーニングなら簡単に検出できる」

 David氏によると、Deep Instinctは、第三者のテスト機関と共同で、このソリューションの結果を定量化する取り組みを進めている。Fortune 500ランクの複数の顧客企業で実施している初期段階のテストでは、既存のソリューションに比べてマルウエアの検出率が20~30%高いという結果が得られている。

 「最近、米国のある大手銀行で、10万個のファイルに対するテストを実施した。最新のアップデートは、既存のソリューションはテスト当日の朝、当社のソリューションは2カ月前だった。しかし検出率は、既存のソリューションが40%だったのに対し、当社のソリューションは99.9%だった」

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