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ロボットとAIに仕事を奪われる日はまだ遠い(前)

2016/11/22

Sarah K. White CIO

 米MIT Technology Review誌のカンファレンス「EmTech」は、テクノロジーの未来に主眼を置いたイベントだ。そして今現在、テクノロジーの未来といえば、何はさておき人工知能(AI)である。AIの最新ニュースを欠かさずチェックしている人にせよ、アンドロイドが登場するHBOのテレビドラマ「Westworld」を何話か見ただけの人にせよ、自分の仕事がロボットに奪われる日はどれくらい近いのかと気になっているかもしれない。だが、米国時間2016年10月18~20日に開催されたEmTechのプレゼンテーションを見る限り、目を見張る段階までAIが達しているとはいえ、人間がロボットに支配される日の到来はまだ遠いようだ。

 その点を強調するために、おかしな状況でロボットが正しく動かなくなる様子を動画で紹介したのが、米Vicariousの共同創業者Dileep George氏のプレゼンテーション「Artificial Intelligence At Work」だ。Vicariousは次世代のAIアルゴリズムを開発している企業である。動画の中には、聴衆の笑いを誘う場面もあり、現在のロボットが抱える大きな限界を浮き彫りにしていた。現在、知力を持つロボットを開発するためのハードウエアがないのではなく、つまずくとしても正しくつまずくという程度の単純な知力をロボットに備えられるだけのソフトウエアがないのだとGeorge氏は説明する。そのため、大半のロボットは、いわば不自然に動揺して、ひと押しであっさり駄目になってしまう。

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