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2016年の米大統領選でTwitterが果たした大きな役割(後)

2016/11/25

Matt Kapko CIO

 有権者の判断が問われた2016年の米大統領選で、Twitterは並々ならぬ役割を果たした。経営に関しては引き続き問題を抱えているTwitterだが、1つのツイートが政治的な対話や応酬を生み、マスコミの報道を促すという面では、これまでにない力があった。今回の選挙戦でTwitterがもたらした多大なる影響力は、意図したものではないように見えることもあったものの、同社の商才のなさと、そうした影響力の大きさには、著しいギャップがある。

前回から続く)

Twitterは良かれ悪しかれ政治的な応酬を促進

 米調査機関Pew Research Centerが2016年10月に発表した調査結果によると、ソーシャルメディアは二極化の広がりや敵党への反感をあおる原因となっており、それに伴って生じる論争に関心を寄せる人よりも、うんざりしている人の方が多い。政治的な対話や応酬の場としてTwitterはポピュラーだが、そのような場はTwitterだけではない。「直接の知り合いを主にフォローすることが多いFacebookでも、幅広い人を織り交ぜてフォローすることが多いTwitterと同じくらい、政治的な投稿は広く見られる」とレポートにはある。

 ソーシャルメディアなしでは決して起こり得なかった対話や応酬が、ソーシャルメディアでは可能となる。そう話すのは、米サンタクララ大学のMarkkula Center for Applied Ethicsでインターネット倫理プログラムのディレクターを務めるIrina Raicu氏だ。「だが、フィルターがかからないというソーシャルメディアの性格から、一部のプラットフォームでは、極めて毒々しい応酬が巻き起こっている。あまりの毒々しさを敬遠して人が離れていくほどだ。また、ソーシャルメディアでは、誤った情報が広範囲であっという間に拡散するという現象も見られる」

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