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SlackのCEOが語る未来、仮想アシスタントは「見果てぬ夢」(後)

2016/11/10

Clint Boulton CIO

 コラボレーションプラットフォーム「Slack」を運営する米Slack TechnologiesのCEO(最高経営責任者)、Stewart Butterfield氏は、大胆な目標を掲げている。Slackのプラットフォームを超絶的な仮想アシスタントに変え、あらゆるエンタープライズアプリケーションの中から適切な情報を見つけ出して社員に提供できるようにするというものだ。

前回から続く)

エンタープライズ版で競争の土俵に

Credit: Slack

 米Gartnerのアナリストとして、コラボレーションプラットフォームの動向を追っているAdam Preset氏は、こうした認知機能を搭載することは価値があると話す。MicrosoftやIBMなど、この市場の現行のプレイヤーは、人工知能(AI)や自然言語処理を活用してユーザーに情報を提供する方法について、まだ答えを探り当てられていないからだ。

 Slackがボットをトレーニングして最終的に実現できる機能の例としてPreset氏が挙げるのは、解決の糸口が見えないままで対話が長々と続いている時に、そのことを認識して、チームのメンバーが直接顔を合わせるミーティングや仮想ミーティングを行ってはどうかと提案し、さらには開催日時まで決められるというものだ。「ボットとのやりとりにメッセージツールを使いたいのだとしたら、Slackは、理にかなったインタフェースという位置づけにある」とPreset氏は言う。

 Slackが約300万人のユーザーを獲得した要因は、企業内のチーム間で口コミで広がったという面が大きい。これまでSlackは、他社との競合に関する疑問からは何とか無縁でいられた。その大きな理由は、エンタープライズ市場を巡る争いに加わっていなかったことにある。先進的なCIO(最高情報責任者)やCTO(最高技術責任者)の中には、Slackを採用する人もいたものの、リスクの軽減を第一に考える人は寄り付いてこなかった。だが、状況は変わろうとしている。

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