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「メールは永久に残る」は真実か否か(下)

2016/10/21

Taylor Armerding CSO

 電子メールの存命期間が非常に長いことについて、不吉な出来事を予感させる警句はよくある。「軽率に扱うな。メールは永久に残る」といった話だ。

前回から続く)

 Clinton氏の事例が他の面々と異なるのはその部分だとHarvey氏は言う。「Clinton氏の場合、自前の管理者が統制するサーバーにメールが保存されていて、入念に計画立てた手法でメールの抹消に臨んだ」。自前のメールシステムを持つ企業も同様のことが可能だとHarvey氏は話す。

 とはいえ、その種の統制はまさに独自のもので、「そうした対応が可能なのはインターネット利用者全体の1%未満だ」と同氏は言う。

 そこで出てくるのが、特に仕事やプライベートのメールに関しては、ユーザーは秘密を守った方がよいという警告だ。

 「仕事のメールであれば、会社がすべてを記録に残しているものと想定しなくてはならない。加えて、アーカイブや法的要件のために、履歴もほとんど残っていると考える必要がある」とWisniewski氏は言う。

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