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ぬるま湯から引きずり出された先にあるITキャリア(下)

2016/10/07

Brian Watson CIO

 「私のオフィスに来てくれ。話がある」。米投資信託会社Vanguard GroupのJohn Marcante氏は、同社のJack Brennan会長(当時)から、そのようなメッセージを受け取った。2001年9月11日の同時多発テロ事件から数カ月後のことである。惨劇の直後ながら、この頃のMarcante氏は、仕事に関しては自らの夢を体現していた。

前回から続く)

 Vanguardは、テクノロジーが持つ力を長年にわたって信奉してきた。近年、同社の幹部に昇進した顔ぶれにもそれが表れている。Marcante氏がCIOとして経営幹部の仲間入りをする前にCIOを務めていたPaul Heller氏やTim Buckley氏も、ビジネス関連部門の責任者を同じように歴任していた。

 破壊的変化という面では、Vanguardは大きな成功を収めてきたが、同社のリーダーたちが飽き足りることは決してないとMarcante氏は話す。「我々が現状に満足することはない。恐れや疑いの気持ちを抱くべしということが、我々の頭にはたたき込まれている」

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