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ブロックチェーンがビジネスにもたらす破壊的変化(中)

2016/09/28

Thor Olavsrud CIO

 ブロックチェーンは、モバイルやクラウドと同じように、従来のビジネスを根底から覆す破壊的変化をもたらそうとしている。2009年に「Bitcoin」の当初のソースコードで初めて実装された技術だが、期待どおりの前途が待っているとしたら、その破壊的変化が及ぶ対象は、金融機関にとどまらない。

前回から続く)

 ブロックチェーンは、デジタルネットワークでつながったノード間で、信頼の置ける自動処理として取引を記録する手段を備えている。Ernst & Youngは次のように評する。「ブロックチェーン技術は、ビジネスプロセスの円滑化や高速化、サイバーセキュリティの強化、信頼できる第三者(または一元的な管理機関)の縮小や排除を、さまざまな業種で引き起こす可能性を秘めている」

 一方で、課題もあるのは間違いない。技術的な課題のほか、Bitcoinに対する世間一般のイメージに見られる暗い影や、税務や法規制に関する問題だ。そして言うまでもなく、中抜きで排除される企業の当事者からの抵抗もある。だが、模様眺めの姿勢を取る企業は、かつてインターネットを活用してCDの販売を増やす方法を検討することに時間を費していたレコード会社の幹部と同じような立場になるとして、Champion de Crespigny氏は注意を促す。

 「この技術革新は極めて強力だ。ビジネスモデルの仕組みが変わることになる」と同氏は言う。

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