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スマホのワイヤレス充電、基礎知識を整理する(前)

2016/09/27

Derek Walter TechHive

 ワイヤレス充電は、現在のテクノロジーの中でも、とりわけ解放感を得られる進化の1つだ。筆者の場合で言うと、ACアダプターやケーブルを引っ張り出してつないだり、机の下に潜り込んでコンセントを差し込んだりしなくても、スマートフォン「Galaxy S7 edge」を充電パッドの上に置くだけで、バッテリーを満タンにできる。スマホを使いたい時や外出する時は、そのまま持ち上げるだけだ。ケーブルやプラグを抜く必要はない。実に素晴らしい。

 他のスマートフォンでも、ワイヤレス充電の便利さを体験できるが、いくつか落とし穴があるので注意が必要だ。最も要注意なのは、ワイヤレス充電には複数の規格がある点だ。自分のスマートフォンがどの規格に対応しているか、きちんと確認しなくてはならない。この記事では、規格ごとの微妙な違いや用語について説明していく。

ワイヤレス充電の主な規格

Credit: Derek Walter

 ワイヤレス充電の世界では、これまでに大規模な統合が起き、現在では業界団体は2つに集約された。1つはWireless Power Consortium(WPC)だ。こちらの団体は、ワイヤレス充電規格「Qi」を推進している(Qiの発音は「チー」で、中国語の「気」に由来する)。もう1つの団体はAirFuel Allianceだ。こちらは、Alliance for Wireless Power(A4WP)とPower Matters Alliance(PMA)が統合して誕生した。だが、話がややこしいのはここからだ。AirFuel Allianceは、「AirFuel Inductive」と「AirFuel Resonant」という、2種類の異なる規格を推進している。さらにややこしいことに、この2つの規格は、AirFuel Allianceが誕生する前は名前が違った。以前の名前は、AirFuel Inductiveが「PMA」、AirFuel Resonantが「Rezence」だ。ここまでの話は、記事の最後でテストに出すので覚えておいてほしい(というのは冗談だ)。

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