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誠実で信頼できるリーダーとなるためには(下)

2016/09/16

Sarah K. White CIO

 企業を成功へと導くためには、誠実で信頼できるリーダーシップが欠かせない。だが、誠実で信頼できるリーダーとそうでないリーダーは、何がどう違うのだろうか。この記事では、企業で重要な立場にある諸氏に話を聞き、誠実で信頼できるリーダーに見られる特性を4つにまとめた。

前回から続く)

 誠実さと信頼感があると、チームのエンゲージメントは高まるが、だからといって、リーダーの意見に皆が必ず賛同しなくてはならないということではない。肝心なのは、必ずしも全員が一致することではなく、「ビジネス上の意思決定や動機付けを動かしているものは何かを明確にすることと、双方向のエンゲージメントを確立することだ」とStephen Nigro氏は言う。すべての意思決定を社員との会話にし、社員に発言権を与え、会社は社員の情報やアイデアを重んじているということを知ってもらうとよい。

 HPに入社して34年になるNigro氏の話によると、同社の基盤には、誠実で信頼できるリーダーシップがある。そのルーツは、創業者のBill Hewlett氏とDave Packard氏までさかのぼる。両氏は、リーダーシップで肝心なのは、統制よりも、エンゲージメントと信頼だと考えていた。明確な目標と的確なリソースを社員に与え、社員を信頼して職務を遂行させるということだ。HPは、コラボレーションの文化を育み、マイクロマネジメントは避けてきたとNigro氏は言う。

 「一番最初の段階で植え付けられたHPの価値基準は、貢献、卓越した成果、目標を設定したうえで社員に裁量を与えること、コミュニティに投資すること、そして究極的には、とことん誠実に事業を進めることである。その結果、HPは現在の姿になることができた。核となる価値基準を確立し、それを並外れたレベルまで引き上げるという部分に、社員たちを関与させるとよい」

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