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サイバーセキュリティに精通した人材を取締役に招くには(下)

2016/09/02

Stacy Collett CSO

 サイバーセキュリティに関して華やかな経歴を持つSuzanne Vautrinot氏は、さまざまな企業から引く手あまたである。同氏は以前、米空軍で少将と司令官を務め、ITとサイバー関連の戦闘群を率いたほか、米国防総省の米サイバー軍創設に参画した。そして、2013年10月に空軍を退官した。

前回から続く)

2:リスクの分担を考えておく

 取締役としては、リスクが分担されるという保証が欲しい。「取締役会が、サイバーセキュリティに関する責任を1人の取締役に負わせるわけにはいかない」と、米Deloitte & Toucheでセキュリティとプライバシーに関する部門のディレクターを務めるMary Galligan氏は言う。同氏は、サイバー意識向上、サイバー教育、サイバー軍事演習を通じて、国内外の取締役を指導している。「サイバーセキュリティの『専門家』として取締役会に加わった場合に、他の取締役に、『この件はあなた個人の責任だ』などと言わせておいてはいけない。そのような仕組みの委員会はほかにはない。例えば、監査委員会であれば、CFO(最高財務責任者)や、財務に精通した委員に匹敵するだけの責任を負うことになる」

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