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法人向けクラウド市場、MSがGoogleより優勢な理由(後)

2016/01/14

Matt Kapko CIO

 クラウドの法人顧客獲得を巡る米Microsoftと米Googleの競争では、両社の持ち前の強み(と弱み)が浮き彫りになっている。Microsoftは、大企業の顧客を獲得しつつあり、既に膨大な社員が「Office 365」を利用している。一方、Googleの企業向けサービス「Google for Work」は、中堅・中小企業(SMB)で引き続き人気が高い。特に、専任のIT担当者がいない企業で、レガシー製品の継続的な利用というネックがない場合が該当する。

前回から続く)

大企業の利用に適したMicrosoft

 このように、Microsoft製品を既に利用している大企業のための「入り口」がいくつもあることは、MicrosoftにとってチャンスだとKeitt氏は指摘する。

 Microsoftの強みに特に魅力を感じるのは「Forbes Global 2000」クラスの企業だとKeitt氏は言う。「通常、GoogleとMicrosoftで関心の対象が分かれるのがそのレベルだ。こうした巨大企業は、展開の柔軟性やハイブリッド対応の機能から、GoogleよりもMicrosoftへの関心の方が強い」

 Thompson氏の調査でも、Keitt氏の結論と同様の結果が出たという。Microsoftのアプローチは二面的だとThompson氏は言う。メールをOffice 365に移行したいと考えている企業と、これまでと同じデスクトップアプリケーションを引き続き活用したいと考えている企業の、どちらの要求にも応えているからだ。

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