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セキュリティに敏感なミレニアル世代の信頼を獲得する方法(後)

2015/11/26

Sarah K. White CIO

 優れたマーケティング戦略の要素の1つに、消費者との信頼関係の構築がある。特に、ミレニアル世代のように影響力が大きい層からの信頼だ。ミレニアル世代は、Y世代やデジタルネイティブとも呼ばれ、1980年~2000年代初頭に生まれた人々を指す。一般に、ブランド認知に関する企業活動で、対象の筆頭となる世代である。だが、マーケティング戦略の最大の脅威は、企業が広告に投じる額よりも、サイバーセキュリティに対するアプローチの部分にある。

前回から続く)

ミレニアル世代はテクノロジーに積極的

 ミレニアル世代はテクノロジーを避けているわけではなく、自らのデータをネット上で共有する方法に関して、むしろ先進的な態度を取り入れている。アプリやスマートフォンを恐れているわけではないし、セキュリティの脅威を理由として最新テクノロジーの利便性を捨て去るつもりなど毛頭ない。実のところ、自らの個人情報を委ねた理由について、4分の1近くの人が回答に挙げたのは、ユーザーが認めようが認めまいが、企業や政府はそのデータを何らかの方法で手に入れるはずだから、というものだった。

 ミレニアル世代は、お気に入りのアプリやサイトの利用をあきらめるのではなく、次世代のサイバーセキュリティの登場を期待している。それは、複雑なパスワードの設定を義務づけるといったレベルのセキュリティではない。実際には、複雑なパスワードの義務づけは、ミレニアル世代の利用を阻害する要因になりかねない。アプリやサイトなど、セキュリティ保護が適用されたリソースやデバイスの利用可能性について尋ねた質問では、複雑なパスワードの設定が義務づけられている場合には利用の可能性が下がると回答した人が18%いた。また、データはパスワードできちんと保護できると回答した人はわずか6%だった。

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