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Microsoft、量子コンピューターの研究開発を加速

2016/11/24

Agam Shah IDG News Service

 Microsoftは、現在のパソコンやサーバーの先にあるコンピューティングの未来を見据えて、量子コンピューターの開発に向けた取り組みを加速しつつある。

Credit: Julian Kelly/Google

 同社は量子コンピューティングを10年以上前から研究してきた。現在の目標は、理論を実践に移し、ハードウエアとソフトウエアを実際に開発することだ。

 そこでMicrosoftは、「Kinect」「HoloLens」「Xbox」の開発に携わってきたTodd Holmdahl氏を、量子コンピューティングのハードウエアとソフトウエアを開発するプロジェクトのトップに据えた。さらに、この分野で著名な4人の大学教授を雇い入れ、研究に加わってもらうことにした。

 量子コンピューターは、理屈のうえでは、現在のスーパーコンピューターを大きく上回る性能を持つ。究極的な目標は、汎用的な量子コンピューターの開発だ。既存のあらゆるプログラムが動き、現在のコンピューターと同じように多種多様な計算を実行できるような量子コンピューターである。初期の量子コンピューターは、限られた範囲のアプリケーションしか実行できない。

 量子コンピューティングの研究は、米IBM、カナダD-Wave Systems、米Googleといった企業も進めている。IBMの研究者らは、汎用的な量子コンピューターの実現はまだ数十年先との見解を示しており、現在同社は、特定の問題解決に的を絞ったハードウエアの開発を目指している。

 D-WaveとIBMは、それぞれ異なる理論に基づく量子コンピューターを開発し、それぞれ互いの成果を非難している。D-Waveが現在目指しているのは、自社の量子コンピューターをより多くのプログラマーにテストしてもらい、対応できるアプリケーションを増やすことだ。

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