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Facebook、無人飛行機によるネット接続に向けた実験で20Gbpsの無線通信に成功

2016/11/15

Martyn Williams IDG News Service

 米Facebookは、無人飛行機を使って辺境地にインターネット接続手段を提供する構想に関して、実現の鍵となる無線通信技術の実験をカリフォルニア州南部で今年実施し、約13キロメートル離れた地上の2地点間で約20Gbpsでの無線データ通信に成功したことを明らかにした。

Credit: Facebook

 この実験では、ミリ波の周波数帯のうち、周波数が60~90GHzの「Eバンド」と呼ばれる帯域を使用した。この周波数帯の電波は、高速のデータ通信が可能だが、距離や天候、障害物の影響による減衰が生じやすい。現状では、狭域の2点間接続での利用が一般的だ。

 Facebookは、60センチメートルのパラボラアンテナを使って、カリフォルニア州マリブとウッドランドヒルズを結ぶ13キロメートルの区間でデータ伝送を実験した。

 同社の公式ブログ記事の説明によると、まずは100Mbps~3Gbpsで伝送を行い、晴天、曇天、霧、強風、雨天など、さまざまな天候下での通信に関するデータの収集に成功した。

 その後同社は、実験システムで使う無線通信装置の多くを独自開発のものに変え、受信側では1.2メートルのパラボラアンテナを使用した。

 受信側のパラボラアンテナは、角度がわずか0.2度ずれただけでも電波の受信強度が半減する。最高20Gbpsというデータ伝送速度を実現するには、アンテナの角度にピンポイントの正確性が求められ、0.07度以上の精度が必要だ。これは、野球のピッチャーが25セント硬貨(直径約24ミリメートル)にめがけて投球するのに相当するとFacebookは説明する。

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