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IT人材不足で転職者には給与増のチャンス

2016/10/06

Sharon Florentine CIO

 IT職が高給というのは周知のとおりである。だが、転職を考えているITプロフェッショナルは、さらなる高給を得られるチャンスがある。

Credit: Thinkstock

 米IT系人材紹介会社Modisは、企業で採用などの主要な意思決定を担っているIT関連の役職者500人を対象とした調査を2016年8月1~9日に実施し、その結果を「Tech Trends:IT Leaders and the Employment Market」として発表した。それによると、ITプロフェッショナルの転職者を採用するにあたって、精鋭の人材を呼び込むために、現在の勤務先より10~15%高い給与を提示する用意があると回答した人が約32%に上った。

「新たな世界秩序」

 ModisのJack Cullen社長は次のように言う。「今回の調査で立証されたとおり、これが企業にとっての『新たな世界秩序』だ。つまり、しかるべき人材を獲得するためには、相応の報酬を与える必要がある。しかも、労働市場で10~15%高い報酬が用意されているとなると、現在自社にいる人材の引き止めも難しい。今や、企業側は、交渉の余地を設けておく必要があるし、求職者の側は、交渉をいとわない姿勢が必要となる」

 優秀な人材を獲得し維持するうえで、何を与えることが重要かを問う質問では、給与が最も重要と回答した人が26.4%だったものの、給与だけでは企業の競争力を維持できないとの認識も見て取れる。求職者の側が、ワークライフバランスや柔軟性、さらには、キャリアの中での成長と発展の機会も求めているという認識だ。

 「人々が何を欲し、成功のために何を必要としているかについて、企業はようやく耳を傾けるようになった。それは、在宅勤務制度かもしれないし、フレックスタイム制かもしれないし、職場の卓球台や金曜のバータイムといった福利厚生かもしれない。また、転職者が目を向けているのは現在の役職だけでない。キャリアパスでの次の一歩も見据えているということを企業は認識しつつあり、その面でも投資を行っている」

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