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セキュリティ

英NHS Digital、さらなるセキュリティ強化を目指しIBMと提携

2018/07/10

Tamlin Magee Computerworld UK

 英国民保健サービス(NHS)の保健医療システムを扱う機関である英NHS Digitalは、CSOC(サイバー・セキュリティ・オペレーション・センター)の脅威インテリジェンス強化に関して、米IBMと提携を結んだことを発表した。契約額は3000万ポンド。NHSは2017年5月にランサムウエア「WannaCry」の被害に遭い、一部のシステムが停止に追い込まれた。

Credit: Magdalena Petrova

 CSOCのオペレーション責任者であるChris Flynn氏によると、IBMとの提携は、WannaCryのようなインシデントの再発を直接的に防ぐことよりも、NHSのデータセキュリティ能力を継続的に強化するという側面が大きい。

 IBMとの契約期間は3年間。同社の技術的なノウハウをCSOCに取り入れて、脅威の監視、検出、対応の能力を高めるほか、IBMの脅威インテリジェンスチーム「X-Force」も活用する。

 契約に至るまでの経緯はこうだ。NHS Digitalは2015年、脅威や大規模インシデントのマネジメントと監視を一元的に扱うチームとしてCareCERTを設立した。これは英BTとの提携によるものだった。その後、BTとの契約満了を受けて、NHS Digitalは2017年12月に、新たな契約に向けた行動を開始した。基本的にはそれまでの取り組みを継続しつつ、新しい技能を加えることを目指したという。

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